曳家工事
「曳家工事」とは建物を取り壊さずに移動したり回転させたりする工事です。曳家工事は建て替えによる予算に比べ、低予算かつ工期も短期間ですみます。
また、曳家工事により住み慣れ親しんだ建物を大切に維持・保存することができます。
曳家工事はどんな時に有効?
曳家工事は、建物内のほとんどの物を移動することなく、そのままの状態で工事が行えますので、次のような場合に有効です。
- ■都市計画対象地区になってしまい、道路等建設により建物が移動対象になった場合。
- ■建物の増改築に伴い、建物を移動したり向きを変えたい場合。
- ■現在の土地が不等沈下を起こし、建物等が傾いている場合。
また、曳家工事を行うことには次のようなメリットがあります。
- ■曳家工事により、リサイクル時代の中、大切な資源の無駄を省くことができます。
- ■曳家工事により、歴史的建造物、文化財などをそのままの姿で移動かつ保存することができます。
- ■曳家工事により、駐車スペースを拡張したり、家庭菜園を始めるなど、既存の土地をより一層有効に活用することができます。
工法
建起し工事
詳細
レバーブロック、ターンバックル等で建物を引き起こす。
御施主様からの声
建物がもと通りまっすぐになりました。最初は直らないと思いました。壊さないで良かった。
曳家(ひきや)工法
詳細
建物を別の場所に移動する工法。
御施主様からの声
敷地がありましたので丈夫な基礎を先に作ってもらって、そこに曳いてもらいました。仮住まいする期間が短くなって助かりました。
土台上げ工法
詳細
建物をその場で持ち上げ基礎を作り替える工法。
御施主様からの声
もともとの地盤(地山)で沈下の心配はないと思うので、壊れた基礎だけを作り替えて頂きました。
鋼管杭圧入工法
詳細
建物の基礎下に鋼管(Ф165)をジョイントしながら、油圧ジャッキで圧入する工法。
御施主様からの声
埋立地で地盤改良工事もしていないので将来的にも心配だったので杭を入れてもらいました。
レベル調整工法
詳細
応急的に基礎と土台の間にパッキン材を入れて水平に直す工法。
御施主様からの声
沈下しただけで建物被害はさほどないので、応急的に水平にして頂きました。早くて安くすんで助かりました。
特殊工法 他
詳細
平屋を2階建に、2階建を3階建に既存部分をその場で高上げして、下に増設する工法。
御施主様からの声
車が増えて止める場所がなく、ついでに物置スペースも作ってもらいました。
構造物撤去工事
建物の解体工事以外にも、土木構造物やインフラ関係の解体工事も行っており、常に環境に配慮した工法にてご提案させていただいております。
橋梁撤去工事
対象物にワイヤーを巻き付け、高速回転させて切断する工法などを用いて大規模な橋梁の撤去にも対応しております。